バングラデシュに着いてすぐに、いつまで滞在するつもりなのか、Mさんに聞かれた。5日間、と答えたら、それじゃあバングラの魅力はわからない、地方にも行けないよ、と言われて、10日間に延ばした。地方が任地の青年海外協力隊の女性隊員の方と、彼女の任地に連れて行ってもらうことになった。「ガンジス川の川べりを、お散歩しましょうね。」って言われて、とっても楽しみにしていた。
そしたら、彼女が怪我をしてしまって、しばらくはダッカにいることになった。だから、地方へ行くのもキャンセル。あらら、どうしましょって思っていたら。。。Mさんが、Mさんちの使用人のゴメスさんの実家へ行くようとりはからってくれた。
ゴメスさんはMさんちの4人いる使用人の中でも兄貴分。彼に頼めば何でも、助けてくれる。料理も上手、彼の天ぷらはとっても美味しい!デザートだって作れちゃう。英語も流暢で、実は大学を卒業しているのだとか。このあたり、バングラの就職事情が垣間見られるのだけど。。。少し前に結婚したばかりで、彼の実家のある村で結婚式を挙げて以来、帰省していないとか。Mさん「新婚だし、嫁さんの顔も見たいだろうから、里帰りってことで。」というわけで、それにくっついて村へ行くことに決まった。
その日の朝、ゴメスさんと2人で行くのかと思っていたら、1人のおばさんを紹介された。ゴメスさんのお姉さんだと言う。それにしても、かなり年が離れてる??めがねをかけて、横幅の大きい方。私とゴメス姉弟で、ベビタクに乗り込み、Mさんちを出発した。
ベビタク、後部座席は狭い。このおばさんも一緒で乗れるのかな?って心配してたけど、ゴメちゃんは運転席の隣に腰掛けた。そっか、そういう方法もあるのか。。。でも、安定悪そう。
すぐに村に行くのかと思っていたら、おばさんの自宅に寄るんだという。そこでさらに荷物を詰め込む。おばさんの息子さんにも紹介してもらった。まだ10代くらいの男の子2人。その2人に見送ってもらって、いよいよ村へ。
村への道中…確か2時間くらい乗ってたと思うんだけど、ひたすらおばさんはしゃべり続けた。自分がクリスチャンであること、ダッカの教会に通っていること、ドネイションのこと。たぶんそんなことをしゃべっていたんだと思う。ゴメちゃんは大卒のインテリできれいな英語をしゃべるけど、おばちゃんの英語は全ては聞き取れない。でもきっと、バングラの女の人の中ではよくしゃべれる方なんじゃないかな。息子には留学させたい、その方がよい仕事に就けるから。。。。
と話しているうちに急に、「お前は何でそんなに色が白いんだ。どんなクリームを使ってるんだ?お前が帰国したら、お前が使ってるmedical beauty creamを送って欲しい。」と言い出した。だってまだ、バングラにきて1週間たったばかり。そんなに早く日焼けしてしまったら、私だってショックだ。冬の終わりの日本から来たからまだ、顔の色が白かったのだ。
どうやって答えたかもう、よく覚えていない。たぶん適当に、「わかった、何とかする。」とでも言ったのか、それとも、「medical beauty creamなんて持ってない。」って、生真面目に答えたのか。。。そうこうしているうちに、小さな村に着いた。
ここが目的地かと思ったら、そこでさらにリキシャに乗り換え。ここから先はベビタクでは走れないからだという。。。私はどんなところに連れて行かれるのか??
リキシャは、、、これも自転車に人力車がついたような乗り物だから、リキシャワラ1人でこぐのに大人3人も乗って、申し訳ないくらい。ほんとは定員2人って言いたいくらいじゃないかな。それに乗って30分ほど走っただろうか、ようやくゴメチャンとおばさんのふるさとに着いた。ガジプール県ナゴリ村という地名は、ダッカに戻ってから知った。
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